マザールーフ便り-1 2014.11

mothertayori

ガリガリの老猫がやって来た!

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お堀の坂道に、ガリガリにやせ細った猫がヨロヨロとして人に近づいてきた。もちろん散歩の途中にです。こっちは、犬を2匹も連れているのに危ない!と思いながらもどうしたのか、見ただけでも可哀想なくらいガリガリで病的なのです。朝は居なかったのにどこから来たのか?と不思議に思いながら、道路に出たら車にはねられる危険がある。どうすればいいのか考えてスタッフと捕まえられるかもと、保護した。
飼い猫だったことは間違いない。野良猫だったら、人に近づかないし、人に捕まえられないからです。しかし、本当に痩せている。骨と皮だけで、見るのも辛くなる。よーく見ると、目も見えていない感じ。保護と同時に病院へ行ったら、歯がほとんどないし、目も少ししか見えていないようだし、腎臓に問題があるようで高齢でしょうと。もちろん血液検査にエコー検査、白血病にエイズの検査もした。お陰さまで、白血病とエイズはかかっていなかった。どうやって来たのかは分からないが、外でウロウロしたのは長くないと思われるとの見解でした。
私たちは毎日散歩でお堀の坂道には行くが、出会ったことも見たこともない猫でした。どこに居たんだろうと、不憫になるほどの弱り方でした。とりあえず病院で点滴をしてもらって、ご飯を食べさせ、ノミ・ダニ駆除にシラミもいるので駆除をしました。今は少しずつ元気になりつつありますが、もう一度病院へ行って再度チェックして今後の対策を考えるようにしなければなりません。高齢なので大事をとってもとりすぎるという事はないからです。
高齢の動物は、最後も幸せであってほしいと願っています。どんな状態になったとしても、今まで一緒に過ごしてきたのに最後になって見捨てないで欲しいと願ってやみません。歳をとるとどうしても手がかかります。大変なのも知っていますし分かります。しかし、どうか最後まで一緒にいてあげてください。例え病気になって病院代がないから看られないではなく、一緒にいて最後を見送ってくださるだけで動物は幸せなのです。動物たちは、人間以上にわかっているのです。この老猫は、マザールーフで最後を看ることになると思います。最後は笑顔でいって欲しいと思っています。それまで元気で楽しいと思ってもらえるようにしてあげたいと思っています。
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