徒然ぐせ vol.148

turedure 編集長・原田のコンテンツエッセイ Vol.148


 昨年から気になっていた白い猫がやっぱりやって来た。いつかは来るんじゃないかと思っていたが、現実になった。どうせそうなるなら病気になる前の早い方が良いので良かったと思っています。
 白い猫は、ある朝突然に登場した猫でした。私たちが毎日散歩をするコースで遭遇したのです。白い猫は、飼い猫で捨てられてすぐだとわかりました。犬と一緒で散歩の途中だったので見かけただけでしたが、通りすぎるしかありませんでした。スタッフKも見たようで、「朝から猫は出てこないので捨てられているのは間違いない」と話しました。
 しばらく経ってから、猫のごはんをやってくださっている方から「白い猫は、夕方食べている」というのを確認して安心していましたが、年末の朝、白い猫が自分からスタッフKの元へ歩いて来ました。犬と一緒だったのに一緒に歩いて付いて来たのです。遂に、私の元に電話がかかってゲージを持って走っていくことになりました。見ると大きな岩の上に白い猫が座って待っていました。スタッフKがゲージを持って猫を抱き上げてもされるままで保護することができました。
 その間、一緒に散歩していたマロンはつないでいたので(もちろん近くにスタッフKはいたのです)、通りすがりの人にワンワンと吠えて自分の不安感を訴えていたようです。私が行った時も立ち上がってワンワンと吠えていて、スタッフKから「側にいるやろ?」となだめられていました。
 私たちは慌てて帰って、すぐに病院へ行きました。猫ちゃんは元気で6〜7才くらいで病気の無い綺麗な猫でした。寒い中、約1ヶ月くらい一人でいたので不安だったと思います。
 2015年は捨てられる動物がいなくなるように願っています。