徒然ぐせ vol.166

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編集長・原田のコンテンツエッセイ Vol.166


 先月の始め頃、本当に小さい子猫がやって来た。まだやっと目が開いて歩くようになった位の小さな子でした。体にはノミが付いていたので、外で生まれたと思うが、なんで一匹なんだろうと思いながらもノミとりをしたり、拭きあげたり、ミルクをのませたりした。久しぶりに子猫の世話をしたが、子猫の世話は本当に忙しいと思った。
 昔はこんなことだらけで、2匹の子猫(本当に手のひらに乗る位のサイズだった)を見つけて、仕事をしているのか、子猫のミルクと排泄の世話をしているのかと思うくらいだったこともありました。
久しぶりの子猫は超がつくほど可愛いんですが、大変なので早く里親さんを探したいと皆で探しました。
 欲しいとの希望者から連絡がありましたが、一人暮らしだったり、高齢過ぎる方だったりで、なかなか決まりませんでした。私たちの希望は、家族で飼っていただく方で、病院へ必ず連れて行ってくださる方。家族の一員と思ってくださる方を希望してしまうので…。せっかく保護した命なら、最後まで命を全うできるような環境を作ってやりたいと思うのが親心で、ついつい厳しくなってしまうのです。
 そんな中、この人たちならいいなーと思う家族と出会うことができ、里親に行くことになりました。里親に出すということは、出す方もドキドキなんです。今まで何度ドキドキして、これで良かったのか?と自問自答したことか!今まで行った家庭からその後の報告などを受けたりしているので良いと思っていますが、里親さんを決める決断は今も昔も変わりません。本当に良いのかと心でドキドキしながら連れて行きます。
 どんなに小さな命でも幸せにするのが役目だと思っているので、今回の子猫ちゃんも幸せになって、家族の皆さんに幸せを与えることができたら嬉しいと思っています。