徒然ぐせ vol.165

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編集長・原田のコンテンツエッセイ Vol.165


 徒然を書き始めてもう十数年になりますが、最初の頃は驚くほど犬や猫に出会っていました。自分で犬を飼う前はまったく気にしていなかったせいなのか、犬を街で見かけることがなかったように思います。しかし、犬を飼うようになって、街中の公園に犬が一匹でウロウロしているのを見かけるようになりました。自宅が城内の近くにあったため散歩中に舞鶴公園や城内に行くので犬に出会うことが多かったのです。昔の平和台跡地に犬が一匹で座っていたり、いつも同じ場所に犬がいたりして驚きました。特に、春と秋には必ず置いていかれてウロウロ寂しそうにしている犬に出会っていました。おかげで家には20数匹いることがありました。私は、城内を散歩をすることが恐怖に感じお濠の周りだけにしたものです。出会うと放っておけなくなるからです。
 しかし、この1~2年一匹でウロウロしている犬たちに出会わなくなりました。会社の前を走っていっている犬を見ては追いかけたりしたこともありますが、本当に犬だけで走っているのに出会わなくなっています。昔と違って、法の改正もあり気軽に動物を飼わなくなっているのかなーと思っています。 犬のブームが猫のブームになって猫を飼う人が増えたと言われていますが、猫は飼いやすいとはいえ長生きをします。最後まで暮らすことができ、病気の時は病院へ連れて行くことができる人に飼ってもらいたいと願っています。動物と一緒に暮らすことは、人間にとって安らぎを得たり楽しさを与えてもらいますが、大変なことも多くあるのです。
 また、昔のように多くの動物が一人ぼっちになって寂しさを感じたり命を落としたりすることがないようと願っています。