暑さが続いた後は、犬たちの体調も回復しなかったりします。胃腸が弱っていることもあるので食欲が戻らなかったりすることもあります。そこで大切なのが食事です。食欲がない場合は高タンパク・低脂肪の食材、例えばとりのささみなどをトッピングしてあげたり、乳酸菌を含む整腸効果のあるヨーグルトをあげたりするのもいいと思います。

秋から冬にかけて尿石症にもかかりやすくなってきます。
●気温が下がってくると膀胱や尿道などに石ができ、尿に血液が混じったりオシッコが出にくくなったりする病気が増えてきます。主な原因は、膀胱炎などの「尿路の細菌感染」、「ミネラルバランスの不適切な食事」で尿中にリン酸・アンモニウム・マグネシウム・カルシウムなどが多量に排泄、「尿phの偏り」、「水分摂取量や尿量・排尿回数の減少」などがあります。
●マザールーフの犬たちも膀胱炎にかかったり、尿石症になったりしている犬たちがいますが、ほっておくと尿管に石が詰まってオシッコが出なくなって大変になりますので、予防を怠らないようにしましょう。

予防策としては

①食事の管理…ミネラルバランスの良い食事を与えるようにしましょう。
②水分を十分に取るように…水分の摂取量が少ないと尿の量が少なくなり、濃縮されて結晶が出来やすくなります。だからこそ、新鮮な水をいつでも飲めるようにしておく環境づくりに心がけましょう。
③トイレの環境を整えましょう…排便排尿は一日2回は必ず出来るようにしましょう。体調を見て出来るようにすることも大切です。小型犬は、排尿に関しては一日に何回もするので、室内で出来るようにトイレの環境づくりをしておくことです。

秋風が吹いてきて涼しいね、なんて思ってフィラリアの予防を忘れたということになったら大変です。まだまだフィラリアの予防は必要です。フィラリアの薬は蚊に刺された犬の体内に入ったフィラリアの子虫を成虫になる前に駆除する薬なのです。フィラリアにかかったら本当に大変です。予防期間は守るようにしましょう。
もちろん、ノミやダニの駆除も同様です。室内で飼っているから大丈夫と思わないで！散歩途中の草むらでノミやダニを付けることが多いのです。皮膚病の原因にもなるので予防は忘れないようにしてください。